放射線治療

定位放射線治療をはじめとする外照射に加え、子宮や気管支の悪性腫瘍に対しては
腫瘍近くまで迫って治療を行う、腔内照射も積極的に行っています。

放射線治療は3次元の時代に入り、病変の大きさや範囲は機器の進歩とともに、
以前よりはるかに正確に診断できるようになりました。これらを応用し、
小病変を的確に捉えピンポイントで放射線を当てられるようになっています。
周囲の正常組織の障害も最小限に抑えられます。
悪性腫瘍の治療にあたっては、手術や化学療法と積極的に連携し、
患者様の生活の質を高めるべく努力しています。

 

直線加速器

 

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放射線治療

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放射線治療部門の研究

放射線治療後の治療効果判定は、画像診断により経時的に腫瘍の容積を
観察することによりおこなわれます。
多くの場合、放射線治療終了時には、腫瘍は残存しています。
FDG-PETが放射線治療後のイメージングバイオマーカーとして
用いられることがありますが、検査施設が限られており、被曝を伴う検査です。
機能性MRIの一つであるdynamic contrast susceptibility MRI (DSC MRI)は
微小血流循環を描出することが可能で、急性期の脳梗塞の診断に用いられています。
一方、腫瘍に放射線治療を施行すると、微小循環に変化が生じ、
長期的には放射線により血流が減少すると考えられており、
DSC MRIにより照射後の微小循環の変化を捉えられれば、
効果判定を迅速に行うことが可能になるかもしれません。
そうなれば、医師、患者にとって再発診断が
迅速に施行することが可能となり、生存率の向上に繋がると考えらます。

そこで、転移性脳腫瘍の患者さんに対し、
定位放射線治療を施行前後にDSC MRIを撮影させて頂きました。
図1には造影剤を用いたMRI画像ですが、腫瘍が残存しております。
図2には照射前後のDSC MRI画像です。
照射前には左前頭葉の腫瘍が赤く染まり血流が豊富であることを示していますが、
照射後1ヵ月後には血流が低下していることが分かります。
この方法は、呼吸性移動が無い脳腫瘍には応用が可能ですが、
呼吸性移動を伴う腫瘍に関して応用が可能か研究中です。

図1 造影T1強調画像


図2 DSC MRI 画像

後方視的研究へのご協力のお願い

1.頭皮血管肉腫に対する小線源放射線治療の有効性
頭皮血管肉腫公示書をダウンロード


2.眼付属器マルトリンパ腫に対す放射線治療の有効性
眼付属器マルトリンパ腫公示書をダウンロード

 

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